イギリス出張記 その① コロナ禍の旅行編
いつもKyappy Englishのレッスンのご受講ありがとうございます。
今回はイギリス出張の滞在記を計2回に渡ってお届けいたします。
<その① コロナ禍の旅行編>
Kyappy Englishは開業1年目。会社員だった頃の勤め先を退職してから、海外旅行をしたいと思っていたのですが、コロナ禍も相まってなかなか行けずじまいでした。開業準備からずっと飛ばしてきたということもあって、リフレッシュも兼ねて、今後の事業のヒントを探りに、イギリスの現在の状況を見に行ってきました。
初回である今回はコロナ禍の旅行編ということでお届けしたいと思います。
まず、イギリスの海外旅行客受け入れ状況ですが、このブログを書いている2022年6月15日現在、制限が全て撤廃されて、コロナ前と同じ状況になっております。日本のパスポート保持者であれば、観光、ビジネス、短期留学目的であれば、ビザなしで、6か月間の滞在が許可されております。
しかし、イギリスには渡航できるものの、このブログを書いている6月15日時点は、帰国時の日本入国がネックになります。帰国便の出発72時間前に受けたPCR検査の陰性証明書が必要になり、それを出国時の航空カウンターと日本入国時に提示する必要があります。(具体的にはMYSOSという日本政府のアプリに、証明書をアップロードし、そのアプリを提示するだけで、入国手続きがスムーズになります)
厚生労働省:ファストトラックについて
検疫の入国前WEB手続「ファストトラック」のご案内 (mhlw.go.jp)
コロナ禍の海外旅行でネックとなるものは、イギリスで受けなくてはならないPCR検査費用(私が検査したところでは65ポンド(日本円:約1万円)と、陽性になってしまったときのリスクが旅のお伴となってついてくることです。
海外旅行がまだ現実ではないのはこの点にあるかと思います。
ちなみに私は、Expresstestと言うイギリスの大手の検査会社でPCR検査を受けてきました。イギリス各地に検査場を設けていて、ヒースロー空港にも検査場があります。私はOxfordの検査場で受けてきました。検査自体は数十秒で終わります。メールでPCR検査結果通知が届き、そこのサイトにログインすればPDFで検査結果が受領できます。いつ検査結果が受領できるかで検査料金が変わります。
Expresstest社
https://www.expresstest.co.uk/
オックスフォードの検査センター
コロナ禍もそうですが、ロシアのウクライナ侵攻、インフレ、円安、原油高もあり、海外旅行を阻む要因も存在しているのは確かです。その中で航空券の確保もハードルが高くなっています。
私は、4月ごろに航空券を手配しましたが、成田-バンコク-ヘルシンキ-ロンドン-ヘルシンキ-成田のルートでタイ航空とフィンランド航空を組み合わせてチケットをとりました。トータルで14万円の航空券となりました。往路に関してはかなりの長旅で、腰が砕ける思いでしたが、比較的安く手配したので仕方ないなとの思いで移動しておりました。(現在、ロシアを避けるルートを通っており、通常より2~3時間飛行時間が長いと思います)
ヘルシンキでの乗り継ぎ
北極点を通過(帰国時)
円安や燃油サーチャージも上がっているということで、今現在は、航空券そのものがかなり高額になっていると感じます。お手頃な航空券があったとしても、乗り継ぎ時間が長かったり、コロナの制約もあって乗り継ぎが難しかったりと、事前に良く調べなくてはいけません。
私の場合、タイとフィンランドを経由しましたが、タイでの乗り継ぎは、このブログを書いている2022年6月15日現在、米ドル1万ドル以上のコロナの医療費をカバーする保険に加入していて、且つ24時間以内の乗り継ぎであることが、条件となっております。
フィンランドの乗り継ぎでは特に制約はありませんでした。
この要件を満たすためでなくても、出発前の保険の加入は必須と言えると思います。コロナに罹患した場合の治療費や、延長の宿泊費そして新たな帰国便を手配する航空運賃がカバーされなくてはいけません。
私の場合は、損保ジャパンの旅行保険に加入して渡航しました。英文の証明書も発行されます。
損保ジャパン(海外旅行保険)
新・海外旅行保険【off!(オフ)】 | 【公式】損保ジャパン (sompo-japan.co.jp)
日本からの直行便は、高額すぎて、会社の費用で行かない限りは、手が出ません。その場合、アジアを経由する外資系航空会社の方が価格を下げられるかと思いますが、現状アジア地域は、コロナの規制をかけている国も多く、トランジット情報に注意する必要があるかと思います。
そんな時、英文のウェブサイトを読みに行ける英語力、万が一トラブルに巻き込まれた時の英語力が必要になることを痛感します。海外旅行のハードルは少し上がっているような気がします。
次に、物価高です。
そもそもイギリスはブレグジットも相まって、インフレが深刻化しています。そんな中、日本人にとっては昨今の急激な円安で、さらに物価が高くなってきております。
(このブログを書いている2022年6月15日時点では1ポンド≒162円となっております。)
そんな時、イギリスで重宝するのは、冷凍食品です。パブでイギリス料理を食べると1回の食事で3,000円近く、吹っ飛んでしまいます。冷凍食品であれば、イングリッシュブレークファストやフィッシュアンドチップスなどのイギリス料理がお手頃に食べられます。電子レンジ付の宿は大変おススメです。
冷凍食品:イングリッシュブレークファスト
スーパーで売っているイギリスの冷凍食品たち
最後に、町の状況ですが、マスクをしている人はほぼいないと言っていいと思います。たまに見かけますが、屋内でもつけていない人だらけです。
一番驚いたのが、空港や機内でのマスク状況です。そのような施設内では、さすがにマスクは着けているだろうと思っていましたが、客室乗務員もマスクを着用していない状況がほとんどでした。
やはり、帰国に備えてのPCR検査があるので、屋外で十分なソーシャルディスタンスが
確保できている時以外は常にマスクを着用しておりました。
少しもったいないなと思うことは、今回は夜の人混みとなる英国パブも避けていたことです。
イギリスのパブで飲んだのは、昼のこの1回のみ。
やはり帰国前のPCR検査が頭にあったので、その点に於いては、中には存分に楽しめない人もいるかも知れません。
とは言っても、日本にはない、癒してくれる景色や風景がそこにはあるのです。
次回の滞在編に続く。